PSR(株価売上高倍率)についてメモ

企業分析

PSRとは?

簡単に言うと、その企業の時価総額を年間売上高で割って算出されます。

主にグロース株と言われるような新興企業の株価水準を判断する場合に使用する事が多い。

PSRの数値が低いほど株価が割安と判断することが出来る。

使用する場面

グロース株とよばれるような企業は成長性を重視するため、 

赤字の状態であったり純資産がマイナスの場合が多く見受けられます。

このような時にPERやPBRでは株価が割安なのか判断できないので

PSRを用いて株価のバリュエーションを判断します。

PSRの判断基準

基本的にはPSRが低い値であればその株価は割安であると判断出来ます。

一般的には、20倍以上は割高、0.5倍以下であれば割安のようです。

ただ利益率の高いビジネスモデルほどこの数値は高く出ます。

反対に利益率が低い場合は数値が低くなるので注意が必要です。

グロース株においては将来の成長性が重視されるので、PSRが割安すぎるのは

今後の売上高が変化しない可能性もあるので、株価にも影響があるかもしれません。

(5031)モイのPSRを考察してみる

2022年に新規上場した(5031)モイという企業があります。

バフェット・コードHPから引用

モイのPSRは現在の株価から計算すると0.9倍でありグロース株では割安な部類に入ります。

ただビジネスモデルとしては動画配信における課金が売り上げの大半を占めているため

課金以外の収益基盤をつくっていけるか?が投資するうえでのポイントかと思います。

動画配信の分野は競合他社が多く、海外企業の参入もあります。

新規に参入しやすいモデルであると思うので、他社との違いを見いだして企業価値が

上がるような基盤を築けるかが株価上昇につながると思っています。

まとめ

ちなみにモイは管理人も現時点で低LOTですが保有しています。

PSRが割安だったこと、上場時の公募価格と現在価格があまり差がないこと

急激な出来高の増加がみられたことなどが投資するに至った経緯です。

これから1~3ヶ月の株価の推移を確認していこうと思っています。

※投資対象につきましては推奨するものではありません。

個人的な主観による考察ですので企業評価については自己判断でお願いします。

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